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2017年6月14日 (水)

命とは

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仕事が終わり一息付いていた今夜、旧友の訃報が届いた。高校時代からの友達だ。

約10年会っていなかった。最後に会ったのは私の父のお通夜だった。

先月親友が亡くなってから、亡き父がよく夢に出てくるようになった。そのせいか、父が亡くなった時の事を思い出すようになり、お通夜に来てくれた彼の事も久しぶりに思い出していた。

虫の知らせだったのだろうか。

破天荒で面白いヤツだった。高校の時部活が一緒で仲は良かったが、特に仲が良かった時期がある。

私がカメラマンになりたいと夢見ていた頃、彼は役者を目指していて。上京して来て、お金がなくて、よく家に来て宅飲みしていた。お互い空想や妄想が大好きだったから、気が合ったのだろう。学生時代も仲が良かったが、一番通じ合えたのは、お互いの夢を語っていた20代前半の頃だったと思う。

いつかなにか面白い事やろうぜ、と飲んで語った。

それからそれぞれの道を歩み、たまには再会し、父のお通夜にも来てくれた。

その時も面白かった。悲しいはずのお通夜が、彼のおかげでちょっと笑えた。

その後は一度も会っていなかった。数回連絡を取ったきり。

元気にしていると思っていた。いつかは会えると思っていた。

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命には限りがある。

気が付けばだいぶ歳をとった。

でも、私達はまだ若い。

逝くには早すぎる年齢だと思う。

もっともっと話したい事があった。

すぐにかみ合わなかったとしても、きっと今会って話したら、なんとなく分かり合える事が沢山あっただろう。

それもこれも今となっては後の祭りだけれど。

彼はきっと思うがままに生きた・・・と思う。

どんな人生だったかは、あの世でまた語り合いたい。もしくは来世、きっと巡り合うはず。縁があるはずだから。

生きること、生かされていることを考えさせられる2017年。

命が続く限り、私は私でありたい。

いつ終わりが来るのか分からないけれど、精一杯生きねばならないと思う。

友人の死をblogに書く事は不謹慎かもしれないけれど、私なりの弔いである。

逝ってしまった友人達に愛を込めて・・・

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桜写真は、宮城県で撮った桜たち

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コメント

命あるものの定めとはいえ、悲しいですね。
私は最近、母が病気を患ったり、父が事故にあったりと身近に身内の不幸を感じる出来事があって、命について考えてました。
不幸中の幸いか、大事には至っていないのですが。

生まれてきたからには必ず迎えるものではあるのですが…。
自分がいなくなることは理解できるのですが、残される側はやはりつらい。
私は残される側が悲しまないような生き方をしたいなと考えてます。
私のために悲しむなら、生を楽しんでねって思います。

投稿: めぐ | 2017年6月14日 (水) 09時15分

めぐさん、ありがとうございます。ご両親、大事に至らなくて本当に良かったです。どうか親孝行なさってくださいね。
めぐさんのおっしゃる通り、残される側が悲しまないような生き方、私もして行きたいと思います。
いつもコメントありがとうございます。
友人の死が続き、ダメージはかなり大きいですが、私は生かされている事をしっかり感じながら生きていきます。お互い元気でまた会いましょう!!

投稿: 大泉美佳 | 2017年6月14日 (水) 14時52分

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