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2018年5月

2018年5月 3日 (木)

2018年桜備忘録~福島編~

4月末にちょっとしたケガをしましたが、検査結果も大した問題もなく、リハビリ治療でだいぶ楽になって来ました。
前日記で沢山の方が気にかけて下さいました。
ご心配おかけしてすいませんでした
もう大丈夫ですm(_ _)m ゆっくりリハビリしながらGWは休みます♪

怒涛の4月を乗り切ったらあっと言う間に5月に入ってました。
今年の3,4月は桜の開花~満開と仕事が一番忙しい時期とが重なってしまい、慌ただしかった!
けれど、この数年の中で桜の状態が一番良い時に撮影が出来た気がします。

桜写真の作品blog Cherry Tree Photography

こちらにも今年の桜を沢山掲載しました。振り返れば色々な土地を巡ったなあと思います。
体の調子が絶好調ならば今頃は北海道に行きたかったのですが、今年は断念!来年の楽しみに取っておきます🌸

さて今日の桜備忘録は「福島編」です。
またも長くなりますので適当に流し読みして下さいね

たまたま仕事が空いた4月19日。夜明け前に突然福島へ。毎年福島の桜に呼ばれてしまう。
翌日仕事が入っていたので日帰り

まず向かったのは福島県の桜の中でも大人気の
「日中線跡のしだれ桜並木」

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夜明け前に出て喜多方市に着いたのは朝9時前。桜並木までものすごい渋滞!!
平日の朝に桜渋滞する事を予想していなかったので焦る。
実はここを訪ねるのは初めて。生で見るのが楽しみ!
行ってみて納得。これは凄い!1000本の枝垂れが約3km続いている。
お見事
美しく咲き誇る桜はもちろん、植えた方々も凄い・・・

枝垂れだけがこんなに長く続いている並木を見るのは初めてだったので何だか夢の中にいるような気分。

そして・・・人の数も凄い・・・
全景の写真を撮るなら、朝5時半位に来ないと無理だ

唯一なんとなく背景をぼかして撮ったカットをここだけでお披露目。今度来る時は朝イチに撮影したい!

せっかく喜多方市に来たのだから喜多方ラーメンでも食べようかと思っていたのだが気がつけばもうAM 11:00。
これでは他の桜が見れなくなる!
移動!

せっかく会津に来たのだから会津五桜を見たい。
まずは会津坂下町にある「杉の糸桜」へ。エドヒガンの変種の枝垂れ桜。樹齢200年!

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嗚呼・・・
遅かった・・・ん?いや、まだ蕾もあるぞ?早すぎたのか・・・
老木故に、満開の状態がよく分からないが、他で見た画像だと花付きも良く、ふっさりとした感じだったのでいずれにしろ今回はタイミングは全く合わなかったということだ。残念だったが、樹の存在感は凄かった。

糸桜の向かい側に咲いていた桜が見事。満開からの散り始め!

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ソメイヨシノ?
薬王寺の境内を彩る美しい桜にしばしうっとり。

桜開花情報だと「虎の尾桜」も咲いているとの事だったので向かう。
すると途中「米沢の千歳桜」の看板が。
この桜、10年ぶりだ。(全景、別カットは桜blogをご覧ください)

ベニヒガンザクラ 樹齢700年!!

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なんと満開ではないか 呼ばれたなあ~。
相変わらず男前な桜だった。10年前に来た時は道に迷ってしまい。(多分)ご近所にお住まいの殿方が声をかけてくれた。案内してもらい、ここまで連れてきてもらったことを思い出す。
その時不思議な事が起こった。振り返ると連れてきてくれた殿方は影も形も無くなっていた!!!
神隠し!?桜の妖精!?
謎だったなあ。畑の中の一本道だから、姿を探したけれどどこにもいなくて。
私の桜旅の中で一番のファンタジーだ。またあの桜のおっちゃん(失礼!)殿方にお会いできる日は来るだろうか?🌸
千歳桜は10年前よりも樹勢が盛んだった。太い太い幹が力強かった。偶然的に引き寄せられ、この桜とは縁があるのだなと感じた。

ゆっくりしていたかったが、どんどんカメラ隊が増えてきたので移動!

「虎の尾桜」へ。会津美里町 オオシマザクラ系のサトザクラ
虎の尾の名前の由来は
「幹を虎が横たわる姿に例えた説と、花からおしべが細かく立っている形を虎の尾と見立てた説があります」
との記述があった。

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三部咲き?
背景にある桜とミックスされてどれが虎の尾桜か分かり辛い写真だ。

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寄ってみた。ん~早すぎたようだ。
会津五桜は何度かトライしているのだが、いつも時期が難しい。昨年ようやく満開に出会えた「大鹿桜」も撮るのが難しい桜だった。去年の満開はまさに奇跡だったのだろう。
大鹿桜の満開はコチラ

会津五桜のハードルは高い。

「石部桜」「薄墨桜」も以前撮影はしているが、なかなかタイミングが合わず。咲く時期もまちまちなので、撮ると決めたならそれぞれの木に合わすしかない。
今回も会津五桜の洗礼を受けた気がした。
まだまだだな。

少ししょんぼりしていると、米沢の千歳桜で同時刻に撮影していた男性カメラマンさんが声をかけてくれた。

「この後、どこの桜を撮るの?」

「決めてないんです」

「じゃ、馬の墓の種蒔き桜に行ってみませんか?」

初めて聞く桜行きます行きます!
果樹園の中に一本だけ咲いているのだそう。住所を教えてもらったが、ちゃっかり車の後を追いかけた

会津美里町「馬の墓の種蒔き桜」
ベニヒガンザクラ 樹齢400年!

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わ~~~満開!そして絶景♡
とても素敵!!!がしかし、車やカメラマンが沢山いてうまく撮れないw

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人が写らないように撮ったこのカットがベストショット・・・
うう、良さが伝わらない。生の迫力は凄いのだ。こんな写真で桜に申し訳ない!
でもこの桜の存在を教えて下さったカメラマンに感謝!!!
地元の写真クラブに所属されていて、福島県中の桜を撮って回っているそうだ。
いつもどの土地に行っても出会う桜好きのカメラマンさん達。
とても親切にして下さる。
皆さん、ありがとうございます

「この後はどうするの?」
「今日中に東京に帰らなきゃならないので磐梯町へ行ってみようかと思ってます」

笑顔で見送って頂き、次の目的地へ。

咲いているかどうか全く情報がつかめてなかったが、いちかばちか。

「磐梯町の八幡神社の桜」 エドヒガンザクラ樹齢250年
全景は桜blogにて掲載

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ここに来たのは3回目。今回も満開だった
初めて訪れたのは10年位前だろうか?たまたま見付けたのだが、完全に葉桜だった。
それ以来気になって気になって仕方がなく、6年前にようやく満開に出会えた。
誰もいない神社。PM 4:00
今回はあえて神社だけも撮ってみた。歴史を感じさせる佇まい。背筋がピンと伸びる感じだ。今年の桜旅でも神社仏閣を沢山訪ねたが、この八幡神社と福井県の霊泉寺は背筋が少し凍る感じがした。決して嫌な感じではないし、オカルト的な事ではない。きっと何かに触れたのだろう。
桜咲く場所には何かしら不思議な事が起こるのでしっかりと参拝し、撮影した。

桜旅は目に見えない何かを感じ、触れてしまう。
だから止められない。

八幡神社の桜を今年の旅のラストにしようと思っていたのだが、なんとなく「水」に触れたくなった。
この感覚はなんだろう?

「水」
湖?猪苗代湖?川?観音寺川?

そんなわけで、夕暮れが近付いているにも関わらず、猪苗代湖を経由し、観音寺川へ。

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なんて美しい川だろう。
夕陽が水面と桜を照らし、輝いていた。
(全景などは作品blogをどうぞ)

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ここは初めて訪れたが、なんだか懐かしい感じがする。
いつか来たことのあるような。

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帰りたくなかった。

でも帰らなきゃ・・・

後ろ髪を引かれながら観音寺川とお別れ。

福島の桜は魅力的だ。毎年訪ねたくなる。そして帰りはいつも切ない。

またここに帰って来たいと思う場所。

私の第二の故郷なのだろう。

2018年の桜旅も無事終了しました🌸

今年も沢山の桜と人に触れ、とても素敵な体験をさせて頂きました。

旅でお世話になった方々に感謝です。

そろそろ桜写真展を開催して欲しい!と言うリクエストが多数来ております。

来年は必ず・必ず!!!!

そして私の桜旅はまだまだ続きます✨

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